武蔵大学人文学会雑誌 「The Journal of Human and Cultural Sciences」 >
2006年度・第38巻 第3号 >
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http://hdl.handle.net/11149/769
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タイトル: | 青少年の問題行動に対する予防的アプローチ |
その他のタイトル: | A Preventive Approach to Problem Behavior among Early Adolescents |
著者: | 安藤, 美華代 |
発行日: | 2007年1月30日 |
出版者: | 武蔵大学人文学会 |
抄録: | 青少年の問題行動に対する予防的アプローチとして、心理教育的プログラムを作成した。中学校で研修会を実施後、教員がマニュアルを参照し、中学3 年生を対象に総合的な学習の時間を利用して、各学級でプログラムを実施した。プログラム前後の変化を検討したところ、男女とも、どの学級でも,「器物破壊」「対人暴力」「飲酒」「夜遊び」「不登校」「間接的いじめの被害」の減少が見られた。さらに女子では、「喫煙を行う友達の数」「不眠」の減少も見られた。また、生徒にとっても教員にとっても自己理解、他者の気持ちを理解することの大切さを体験する機会になったと考えられた。今後は、スクールカウンセラーや臨床心理士と教員が連携し、個別のケア、学級・学年全体への心理教育、ひいては家庭やコミュニティをまきこんだ包括的な心の健康活動を展開していく必要があると考える。 |
URI: | http://hdl.handle.net/11149/769 |
出現コレクション: | 2006年度・第38巻 第3号
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