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武蔵社会学論集 : ソシオロジスト 「The Sociologist : Journal of the Musashi Sociological Society」 >
2025年度・2026,No.28 >

Please use this identifier to cite or link to this item: http://hdl.handle.net/11149/2839

Title: いかにして空港誘致は挫折したのか―関西国際空港(淡路国際空港)の用地選定過程における住民運動の役割
Other Titles: How the New Airport Project Stalled: The Impact of Local Opposition on the Site Selection Process for Kansai International Airport (Awaji International Airport)
Authors: 林, 凌
HAYASHI, Ryo
Issue Date: 1-Mar-2026
Publisher: 武蔵社会学会
Abstract: 1994年に開港した関西国際空港の建設・運営にあたっては,様々な問題があったことは既によく知られている。他方で,この空港の用地選定過程においては,初期には積極的な誘致活動を背景として,淡路島北部へ建設する案が有力であったこと,それが住民運動を契機として挫折したことについてはほぼ知られていない。本稿は,この淡路島北部における空港誘致がいかに挫折したのかを,行政の取り組みと反対運動双方の観点から描き出すことを目的として,以下の作業に取り組む。第一に,私たちはどのような思惑のもと,淡路島北部への関西国際空港の誘致が行われたのかを明らかにする。具体的には,兵庫県と神戸市による誘致活動に焦点をあて,彼らがなぜ淡路島への空港誘致に取り組んだのかを,当時の行政資料やマスコミ報道などを通じて分析する。第二に,私たちはこの誘致活動が住民運動によって暗礁に乗り上げた理由を明らかにする。具体的には,空港反対運動がいかなる背景のもと登場し,かつそれがなぜ誘致にあたって致命的な影響を与えたのかを,当時の反対運動に関する文献などを通じて分析する。以上の分析を通じて本稿は,関西国際空港という巨大公共プロジェクトがその初期に辿った挫折の経緯を,複眼的観点から描き出すものである。
URI: http://hdl.handle.net/11149/2839
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