武蔵社会学論集 : ソシオロジスト 「The Sociologist : Journal of the Musashi Sociological Society」 >
2024年度・2025,No.27 >
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http://hdl.handle.net/11149/2731
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タイトル: | コロナ禍のポピュラー音楽聴取,コロナ後のポピュラー音楽ライブ |
その他のタイトル: | Popular Music Listening Behavior during the COVID-19 Pandemic and Live Music after the Pandemic |
著者: | 南田, 勝也 MINAMIDA, Katsuya |
発行日: | 2025年3月1日土曜日 |
出版者: | 武蔵社会学会 |
抄録: | 音楽リスナーはコロナ禍においてどのような音楽を聴いていたのか。パンデミックが終わった後ではライブはどのようなものとして捉えられているのか。このふたつの関心を軸に,筆者が実施したアンケート調査をもとに統計的な見地から検討する。まずコロナ禍のポピュラー音楽聴取調査(2021年11月実施)について,「好きな音楽ジャンル」と「コロナ禍以降特に聴くようになった音楽ジャンル」の比較から,インターネットやテレビ向きのジャンルに人気が集中し,ライブ向きのジャンルが苦戦している様子がうかがえた。また,「コロナ禍以降の音楽への接し方」や「コロナ禍以降の新サービス利用」についても分析した結果,若者はストレスフルな状況のなかで音楽生活を充実させようと努力する跡が見られた。それから2年以上経ち,あらためて音楽ライブに関する調査(2024年3月実施)を行ったところ,コロナ禍の自粛生活への反作用もあり,活発なライブ参加者が増えて,2019年以前の姿にほぼ戻っていることが確認できた。そこで,ライブに関するさまざまな実相を,フェイス項目から行動・意識項目まで,具体的には,「ライブに行く前の/後の行動」「ライブがもたらす苦痛と不快感/心情のポジティブな変化」「ライブ中にテンションの上がる瞬間」などの項目を検証した。今後,ライブが音楽消費の中心になる未来が各種統計や識者の分析等で予想されているなか,アジェンダの中心となりうる幾つかの論点を提出した。 |
URI: | http://hdl.handle.net/11149/2731 |
出現コレクション: | 2024年度・2025,No.27
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