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武蔵大学論集 「The Journal of Musashi University」 >
2024年度・第72巻 第1・2・3・4号 >

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タイトル: 萃点の経営 : 縁から起を生む人づくり・場づくり
その他のタイトル: Management of Suiten (the Intersection of Various Causal Sequences): Development of Human Resources and Communities that Generate Ki (New Combination) from En (Serendipitous Connection)
著者: 山﨑, 秀雄
YAMASAKI, Hideo
キーワード: 萃点
因果
縁起
越境学習
異部門間交流
発行日: 2025年3月1日土曜日
出版者: 武蔵大学経済学会
抄録: 本稿では,生物学者であり民俗学者でもある南方熊楠が提示した「萃点」の概念を経営学的に解釈し,それが革新的なアイデアやイノベーションの創出といった日本企業の経営課題に与える示唆について,アンケート調査やヒアリング調査の結果をもとに検討を試みた.萃点とは,複数の因果系列が偶然に交差する地点を意味し,複雑に絡み合っているようにみえる現象も,ここをつかめば様々なことが一気に理解できる点とされる.萃点で生み出された起は,生み出した個人や組織以外からみると偶発的で因果が曖昧なものであるため,他の個人や組織が容易には模倣したり再現したりすることができない.それゆえに,その起は企業にとっての効果的な戦略の形成や競争優位の構築につながっていく可能性が高いといえよう.このようにみていくと,縁から起を生み出せる個人や組織に企業の競争優位の源泉があると考えられ,そうした縁から起を生むような人づくり・場づくりこそが,本稿が提示する「萃点の経営」である.
内容記述: 論文
Articles
JEL Classification Codes: M10
URI: http://hdl.handle.net/11149/2697
出現コレクション:2024年度・第72巻 第1・2・3・4号

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