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武蔵社会学論集 : ソシオロジスト 「The Sociologist : Journal of the Musashi Sociological Society」 >
2007年度・2008,No.10 >

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タイトル: コミュニティ・ジャーナリストの志向と役割ディアスポラ変容エージェントのメディアグラフィ
その他のタイトル: The Orientations and Roles of Community Journalists : The Mediagraphies of Diasporic Transformative Agents
著者: 白水, 繁彦
SHIRAMIZU, Shigehiko
発行日: 2008年3月22日
出版者: 武蔵社会学会
抄録: 本稿の目的は,遠隔地に離散したディアスポラなエスニック・コミュニティを舞台に活動するジャーナリスト(コミュニティ・ジャーナリスト)を取り上げ,かれらのメディア活動に至る背景を生活史的な部分にまで入り込んで明らかにしてみること。そして,どのような人がコミュニティ・ジャーナリストになるのかを探ることである。その意図は,コミュニティ・ジャーナリストをはじめ,より多くの変容エージェントがいる社会ほど活性化するのではないかという期待があるからである。筆者はコミュニティ・ジャーナリストを以下のように3分類する。(1)職業的コミュニティ・ジャーナリスト,(2)半職業的コミュニティ・ジャーナリスト,(3)在家コミュニティ・ジャーナリスト 本稿では紙幅の都合で,(1)の例をハワイと日本から一人ずつ,(2)の例をロサンジェルスから二人選んで紹介する。かれらおよび筆者がこれまで交流してきたコミュニティ・ジャーナリストのメディアグラフィカルな語りから以下のような点を見出した。第1に,小さいころから批判精や好奇心が旺盛であること,さらに作文など各種の手段を用いて表現することを好んだこと。第2に,エスニック文化や平和,社会的公正など,強く訴えたいものを持っていること。第3に,大学等でジャーナリズムを専攻したり主流メディアでスキルを習得した人は専門的コミュニティ・ジャーナリストになり,セルフメイドの人は在家コミュニティ・ジャーナリストになるケースが多いことである。最後に,善意を出発点とするコミュニティ・ジャーナリストであってもメディア倫理を重要視する必要があることを指摘した。
URI: http://hdl.handle.net/11149/258
出現コレクション:2007年度・2008,No.10

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