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2005年度・2006,No.8 >
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http://hdl.handle.net/11149/243
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タイトル: | 国際テレビニュース比較研究2004 : アメリカ・日本・イギリス・ブラジル |
その他のタイトル: | A Comparative Analysis of Television News among U.S.A., Japan, U.K., and Brazil in 2004 |
著者: | 小玉, 美意子 小田原, 敏 イシ, アンジェロ 中, 正樹 鈴木, 弘貴 小林, 直美 沈, 成恩 黄, 允一 KODAMA, Miiko ODAWARA, Satoshi ISHI, Angelo NAKA, Masaki SUZUKI, Hirotaka KOBAYASHI, Naomi SHIM, Sungeun HWANG, Yunil |
発行日: | 2006年3月22日 |
出版者: | 武蔵社会学会 |
抄録: | 本研究は,2004年11月-12月にかけて連続しない3週間,各国夕方の主要全国テレビニュース番組をサンプルとして収集し,ニュースがあつかう範域,分野,情報源,取材,報道従事者等の内容分析をしたものである。その結果,以下の特徴が明らかになった。 アメリカのCBS Evening News(CBS)は,自国と直接関係のある国際ニュースは多かったが外国ニュースは極めて少ない自国中心主義である一方,局独自のテーマ設定で医療番組に多くの時間が割かれた。日本の『NHKニュース7』(NHK)は地方ニュースをよく扱っており,社会ニュースが多いのだが,発表ものの比率が極めて高く,女性とマイノリティの参画は非常に少なかった。ブラジルのJornal Nacional(Globo)は経済ニュースが多く,取材情報源は多様で,女性の参画比率が高かった。イギリスのSix O'clock News(BBC)は外国ニュースの比率が他国より高く,議会における政策論議を中心とする政治ニュースが多かった。 以上の特徴は,その国の社会背景と報道やテレビニュースのあり方と関係していることは,平行して行った現地インタビュー調査と照合して明らかになった。即ち,ニュースにおける考え方,ニュースバリューについての発想,また,国民レベルにおけるニュースとしての興味の対象の違いなど,本質的な違いがニュースに表出しているのである。 |
URI: | http://hdl.handle.net/11149/243 |
出現コレクション: | 2005年度・2006,No.8
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