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武蔵高等学校中学校紀要「The Musashi Bulletin -Musashi High School and Junior High School - 」 >
2021年度・第6号 >

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タイトル: English as a Lingua Franca (ELF)とアイデンティティ~本校生徒を対象とした事例研究~
その他のタイトル: English as a Lingua Franca (ELF) and Identity : A Narrative Case Study
著者: 齋藤, 浩一
SAITO, Koichi
キーワード: 共通語としての英語(English as a Lingua Franca、ELF)
アイデンティティ
国際コミュニケーション
異文化コミュニケーション
発行日: 2022年5月31日
出版者: 武蔵高等学校中学校
抄録: 現代の国際社会では、言語や文化を共有しない人々同士のコミュニケーションにおいて、一般的に英語が共通語として使用されている。そのようなコンテクストでは、全ての人が正当な英語「使用者」として認められている一方で、日本人の多くは英語「学習者」としてのアイデンティティのみが確立され、その結果、国際的なコミュニケーションの場で消極的になってしまうことが指摘されてきた。以上を踏まえ、本論文では本校生徒の英語使用場面におけるアイデンティティを、ELFの観点から論じる。質問紙調査とインタビュー調査を通して、本研究に参加した生徒たちは国際コミュニケーションにおける英語の役割を認識していることが明らかになった。また、国際交流経験の豊富な生徒は、英語「学習者」としてだけでなく「使用者」としてのアイデンティティも形成していることが読み取れた。一方で、収集したデータをより詳細に分析した結果、「標準英語」の基準のみを遵守する「学習者」としてのアイデンティティの方が大きく占めていることも示唆された。これらの結果を踏まえ、本論文では中等教育機関におけるELFの教育的可能性について論じる。
URI: http://hdl.handle.net/11149/2413
出現コレクション:2021年度・第6号

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