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武蔵社会学論集 : ソシオロジスト 「The Sociologist : Journal of the Musashi Sociological Society」 >
2005年度・2006,No.8 >

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タイトル: パブリック・インボルブメントにおける行政の動向 : 東京外かく環状道路計画の事例から
その他のタイトル: Government Acitons in a Public Involvement Process : A Case Study of the Beltway Surrounding Tokyo
著者: 小山, 雄一郎
KOYAMA, Yuichiro
発行日: 2006年3月22日
出版者: 武蔵社会学会
抄録: 本稿では,主に道路整備を対象として,計画立案の初期段階から市民が参画できる機会を行政側が積極的に提供し,そこで出された意見等を計画に反映させていく「パブリック・インボルブメント」(PI)という市民参画手法をとりあげる。具体的には,PIが導入されている東京外かく環状道路計画を事例としてとりあげ,PIの理念と実際との間に見られるいくつかの問題点を,主に事業者である行政側の動向に焦点を当てながら検討するものである。 PIは幅広いステイクホルダーを含む市民等から意見を聴取するものであり,そのプロセスは透明性,客観性,公正さを伴うものでなければならないが,外環道計画のPIプロセスにおいては,複数の意見聴取方法それぞれの位置づけが明確に示されなかった他,行政側から公正さに背くようなアクションが繰り返し起こされた結果,特に計画の沿線住民と行政との間に信頼関係を築くことが困難になってしまったといえる。
URI: http://hdl.handle.net/11149/241
出現コレクション:2005年度・2006,No.8

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