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2003年度・2004,No.6 >
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http://hdl.handle.net/11149/225
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タイトル: | フェミニストポスト構造主義とは何か : 経験的研究手法の確立に向けての一考察 |
その他のタイトル: | What is Feminist Post-Structuralism? : Can we Search for its Empirical Approaches? |
著者: | 中西, 祐子 NAKANISHI, Yuko |
発行日: | 2004年3月22日 |
出版者: | 武蔵社会学会 |
抄録: | フェミニストポスト構造主義(feminist post-structuralism)とは,今日,主としてイギリスのGender and Education誌上において,ポスト構造主義的立場に立つジェンダーと教育研究者がその理論的立場を語る際に用いる語であり,日本においても既に何人かの研究者によってその立場が紹介されている。しかしながら,イギリスにおいても日本においても,この理論的立場に基づいた経験的研究はいまだほとんど蓄積がない。おそらくその大きな理由は,ポス卜構造主義思想の根幹にあるその「脱構築」性が,経験的研究の足がかりを見失わせてしまう点にあると考えられる。では,フェミニストポスト構造主義の立場による経験的研究は不可能なのであろうか。本論では,過去この立場にたって経験的研究を行った西躰(1998),Baxter(2002a)両論文における議論を整理することで,フェミニストポスト構造主義に基づく経験的研究手法の確立可能性について考察した。議論を整理する中で明らかになったことは,ポスト構造主義の思想はフェミニズムとの間で生じる「あいまいな関係」(金井1997)以上に,経験的研究との間に多数の困難さが横たわっているということであった。しかしながら,両者の接合可能性については,今後も議論する余地が残されていると考えられる。 |
URI: | http://hdl.handle.net/11149/225 |
出現コレクション: | 2003年度・2004,No.6
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