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武蔵社会学論集 : ソシオロジスト 「The Sociologist : Journal of the Musashi Sociological Society」 >
2002年度・2003,No.5 >

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タイトル: ISPおよび匿名掲示板管理者の法的責任とは : 「プロバイダ責任制限法」の死角
その他のタイトル: ISP's and BBS Manager's Legal Liability
著者: 工藤, 浩
KUDO, Hiroshi
発行日: 2003年3月22日
出版者: 武蔵社会学会
抄録: インターネットが一般にも普及するにつれ,HPに公開された内容や掲示板に書き込まれた発言をめぐって,名誉毀損等による損害賠償請求等の民事訴訟が増えている。訴訟に際しての最大の問題は,被害者が加害者を特定できない場合があるので,加害者の代わりに,プロバイダや掲示板の管理者が訴えられるということである。そこで,被害者が加害者を特定して民事訴訟を起こすことを可能にするため,プロバイダ等の損害賠償責任に制限を加え,加害者たる発信者の個人情報を開示する手続きを定めた,通称「プロバイダ責任制限法」が施行された。しかし,この法律は,「通信の秘密」を規定した憲法に制限を加えるだけでなく,個人情報開示の手続きにも数多くの死角が存在する。そのような死角を洗い出したうえで,ネット紛争を解決する際に生じてしまう別の解決困難な問題点を解消すべく,裁判外紛争処理(ADR)の可能性を模索する。
URI: http://hdl.handle.net/11149/218
出現コレクション:2002年度・2003,No.5

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