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武蔵社会学論集 : ソシオロジスト 「The Sociologist : Journal of the Musashi Sociological Society」 >
2001年度・2002,No.4 >

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Title: 価値の技術 : 消費行動にみるアタイの転化
Other Titles: The Art of Value
Authors: 宇賀神, 綾子
UGAJIN, Ayako
Issue Date: 22-Mar-2002
Publisher: 武蔵社会学会
Abstract: 消費は,個人にとって,意図と意味を伴う社会的行為である。実際には,欲求に基づき,モノを通して見出した価値を志向し,その価値志向を充足することにある。価値は,行為の主体に帰属している。価値を認知し選別しているのは,行為者の側である。だが,モノそれ自体が,最初から価値という存在を内包しているのではない。人が認知し,価値として成立しているものは,モノの持つ属性に拠る。価値は,モノが表すものでありながら,モノには無く,人の側にある。モノの属性は,アタイとして,人の判断によって換算される。それは,社会的技術である。アタイは個別に計られ,そこから価値が派生する。価値を規定し実践する技術は,モノの属性をアタイとして個々に選り分け,計る上で働いている。価値は,人に創られるものである。モノの属性は,計られるためにアタイとして捨象され,計られることによって,アタイは価値へと転化している。
URI: http://hdl.handle.net/11149/211
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