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武蔵大学論集 「The Journal of Musashi University」 >
2016年度・第64巻 第1号 >

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タイトル: 平均,分散,ベータ係数のベイズ修正効果
その他のタイトル: Bayesian Estimation of Mean, Variance and Beta Coefficient, and its Accuracy
著者: 隅田, 誠
今井, 英彦
SUMIDA, Makoto
IMAI, Hidehiko
キーワード: ベイズ修正
Vasicek
MSE
平均・分散モデル
マーケットモデル
発行日: 2016年8月30日
出版者: 武蔵大学経済学会
抄録: 株式について,個別銘柄のベータ値を予測する際にベイズ修正を行うことが有効であることは過去にも検証されてきた.ここでいうベイズ修正とは,ベータ値の母数の分布を適当に仮定し,その下で標本から得られた推定値を事前情報として,その条件付期待値を得るものである.このベイズ修正は,ベータ値に限らず平均や分散といった投資決定に関わる他のパラメータの予測にも適用できる.本稿では,日本市場に上場する銘柄の約32 年間にわたる月次株価データを用いて,ベータ値をはじめ,平均,分散を計算し,その際にベイズ修正を行うことによる予測精度の向上を検証した.このとき,過去の検証で用いられてきたベイズ修正には,ベータ値の予測を前提としているからこそ妥当となる仮定が設けられており,とくに分散の予測においてそれは非現実的となる.本稿では,その仮定を緩めた場合の検証も行った.この検証により,ベータ値だけでなく,平均や分散の予測に関してもベイズ修正によって少なからず予測精度が向上するという実証結果が得られた.
内容記述: JEL Classification Codes:C11, G11,G17
URI: http://hdl.handle.net/11149/1817
出現コレクション:2016年度・第64巻 第1号

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