武蔵大学論集 「The Journal of Musashi University」 >
2010年度・第58巻 第4号 >
このアイテムの引用には次の識別子を使用してください:
http://hdl.handle.net/11149/1398
|
タイトル: | 多地域送電網における地域間連系線の効率的な容量配分 |
その他のタイトル: | An Efficient Allocation of Interconnection Capacity in Electric Power Networks |
著者: | 松川, 勇 古澤, 健 |
発行日: | 2011年3月10日 |
出版者: | 武蔵大学経済学会 |
抄録: | 本研究は,地域間連系線の有効利用を促進するための手法として,混雑料金を用いた送電容量の配分を取り上げ,地域間の電力取引に及ぼす影響を分析する。異なる電力会社の供給区域を結ぶ連系線には,安定した電力供給を確保するだけでなく,地域間電力取引を促進して経済効率を高める重要な役割が期待される。連系線の容量は,1 回線の故障が起きても利用が制限されない「N-1基準」をもとに設定されているが,この方式では故障が起こらない場合に送電容量が余剰になり,必ずしも効率的に連系線の利用が行われるわけではない。これに対して,混雑料金をもとに連系線の容量を配分する方式は,故障の際にはニーズの高い利用者に限定し,故障の起こらない場合には他の利用者にも連系線を利用させることによって,より効率的な連系線の利用が期待できる。6地域・9 ノードの送電網のモデルをもとに,混雑料金による連系線の容量配分によって,経済効率が高まる点を明らかにする。 |
URI: | http://hdl.handle.net/11149/1398 |
出現コレクション: | 2010年度・第58巻 第4号
|
このアイテムのファイル:
このアイテムに関連するファイルはありません。
|
このリポジトリに保管されているアイテムは、他に指定されている場合を除き、著作権により保護されています。
|