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武蔵大学論集 「The Journal of Musashi University」 >
2010年度・第58巻 第2号 >

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タイトル: 金融機関の金融仲介機能の変化と国際金融不安(Ⅲ) : 金融危機を防ぐ新たな金融規制・監督体制と金融機関の対応
その他のタイトル: Shadow Banking and Financial Crisis(Ⅲ)
著者: 岡, 正生
発行日: 2010年11月30日
出版者: 武蔵大学経済学会
抄録: 武蔵大学論集第57 巻第3・4 号,第58 巻第1 号の第1 章から第3 章までは,サブプライム金融危機を引き起こした影の銀行の行動と世界的な金融危機の波及について考察した。 本稿の第4 章では,世界の金融機関を11 のタイプに分けて,1990 年代以降の金融機関のビジネスモデルの構築とサブプライム金融危機との関係を検証する。 金融危機と金融機関の経営対応については,①世界の金融界をリードする金融機関,②健全経営を貫き,高格付けを確保している金融機関,③金融危機を回避した金融機関,④高収益を維持する資源国の金融機関,⑤金融危機を早く乗り切った金融機関,⑥高格付けから転落した金融機関,⑦金融危機の後遺症を残している金融機関,⑧経営破綻金融機関のほか,⑨アジアの金融機関,⑩低収益に悩む日本の金融機関,⑪金融危機後,新たなビジネスチャンスを狙う投資ファンドの動きに焦点を当てる。 サブプライム金融危機後における世界の金融機関の経営対応は,営業基盤となる国々の実体経済の発展度合いや金融制度と規制・監督体制,個別の金融機関のビジネスカルチャー,経営者の手腕の違いに負うところが大きい。 世界の新たな規制・監督体制の構築としては,米国の金融規制改革法の成立,英国の金融サービス庁の規制・監督機能のイングランド銀行への移転など欧州諸国の金融規制・監督体制の見直し,新たなBIS 規制の導入(バーゼルⅢ)などが行われるようになった。サブプライム金融危機の教訓を踏まえた世界の新たな規制・監督体制の確立と世界の金融機関のビジネス・モデルの関係についてみる。
URI: http://hdl.handle.net/11149/1393
出現コレクション:2010年度・第58巻 第2号

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