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武蔵大学論集 「The Journal of Musashi University」 >
2010年度・第58巻 第2号 >

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タイトル: R. トレンズと労働時間の短縮 : フィールデンとトレンズ(2)
その他のタイトル: John Fielden and Robert Torrens(2)
著者: 河合, 康夫
発行日: 2010年11月30日
出版者: 武蔵大学経済学会
抄録: 19 世紀前半にマンチェスター周辺の工業都市選出の下院議員となったロバート・トレンズとジョン・フィールデンは,当初ともに工場法的な規制を支援していたが,両者の間では労働者の賃金や労働時間の改善の方法をめぐって論争が展開された。本稿の課題は,この論争の経緯を分析する作業の一つとして,1832 年から34 年にかけてのトレンズの労働時間の短縮に関する主張を,その著作や議会での発言だけでなく,選挙活動の中での発言や地元の新聞への寄稿なども参照しながら詳細に検討する。そして32,3 年の主張と34 年の主張の比較を通して,当初工場法の制定の支持を明確に表明していたトレンズが,後に労働時間の短縮に対するスタンスを変化させていったことを明らかにする。
URI: http://hdl.handle.net/11149/1392
出現コレクション:2010年度・第58巻 第2号

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