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2010年度・第58巻 第1号 >
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http://hdl.handle.net/11149/1385
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タイトル: | 日米における本体情報と注記情報の有用性比較 |
その他のタイトル: | Recognition versus Disclosure- Evidence from Empirical Research in U.S. and Japan |
著者: | 坂井, 映子 |
発行日: | 2010年7月30日 |
出版者: | 武蔵大学経済学会 |
抄録: | 本稿は,財務諸表本体に認識される情報と注記に開示される情報の有用性の差について,整理をおこなった。理論的には,同じ情報を同じタイミングで公表すれば,情報がディスクローズされる場が本体でも,注記でも違いはないはずであるが,一般的には本体に認識される情報と注記に開示される情報では企業にとっての重要性も異なっており,また実際の制度において同じ情報が本体と注記に同時に公表されることはありえない。この点に留意しながら,アメリカでおこなわれた実証研究の成果を整理すると,「注記か本体か」と銘打った実証研究の多くは,開示場所の違いによる投資家の評価の差を検出できていない一方で,Murray(1982),Finnerty et al(1980),Sakai(2010)のように,リース会計を題材とすると,開示場所の違いによる有用性の差を検出しやすいことが確認された。 |
URI: | http://hdl.handle.net/11149/1385 |
出現コレクション: | 2010年度・第58巻 第1号
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