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武蔵大学論集 「The Journal of Musashi University」 >
2009年度・第57巻 第3・4号 >

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タイトル: 目標値と目標達成の困難さに極大化モデルの構成
その他のタイトル: An Optimization Model on Goal and the Probability of Attainment
著者: 増田, 孝治
発行日: 2010年3月10日
出版者: 武蔵大学経済学会
抄録: 目標達成の確率と成功した場合の報酬および失敗したときに被る損失をそれぞれ目標値と努力水準の1 次関数とするモデルが存在する。そのモデルの解は線形性のために鞍点解となっている。本稿ではまずこの点を,目的関数である期待値の形状を図示することで記述する。次に方程式の線形性自体が非現実的とは言えないことを示し,このモデルの解を保持する期待値極大化モデルの構成を試みる。その際論拠とするのは動機付けの期待理論における中心的な命題である。これによれば特定の行為から得られる期待値が大きいほど,その行為に向かわせる力が強くなるとされる。とすれば逆に,努力水準が線形モデルの鞍点解から遠ざかるほど同じ努力水準の達成確率が低下すると仮定することに現実的な意味が生まれる。この新たに加えられる効果によって鞍点解が最適解となることを示す。
URI: http://hdl.handle.net/11149/1355
出現コレクション:2009年度・第57巻 第3・4号

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