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2009年度・第57巻 第2号 >
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http://hdl.handle.net/11149/1341
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タイトル: | 経済危機と財政運営:研究の展望と今後の課題 |
その他のタイトル: | Economic Crisis and Fiscal Policy: Research in the Past and Future |
著者: | 井堀, 利宏 |
発行日: | 2009年12月10日 |
出版者: | 武蔵大学経済学会 |
抄録: | 2008 年以降の未曾有の経済危機,景気後退を受けて,財政政策の規模と中身が問題となっている。短期の景気対策よりも,中長期の視点で,社会保障を制度改革し,歳出の抑制を大胆に行うとともに,財政運営の自由度を縛ることが重要である。補正予算による無駄な歳出に歯止めをかける,あるいは,予算編成に一定のルールを課すなどの対応で,補正予算の自由度を制約することである。また,効率的な予算編成には,単年度予算の制約をゆるめて,次年度に繰り越しができることや,歳出額と公共サービスとの対応関係を明確に数量化することも有益な対応だろう。わが国の財政運営がマクロ・ミクロ経済へ与える効果をきちんと考慮することで,理論と現実とのバランスがとれた学術研究が活発になる。 |
URI: | http://hdl.handle.net/11149/1341 |
出現コレクション: | 2009年度・第57巻 第2号
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