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2007年度・第55巻 第2号 >
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http://hdl.handle.net/11149/1306
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タイトル: | 米政策の変化-米価政策を中心にして- |
その他のタイトル: | The Change of the Japanese Rice Policy |
著者: | 後藤, 光蔵 |
発行日: | 2008年1月20日 |
出版者: | 武蔵大学経済学会 |
抄録: | コメ価格の継続的な下落が注目されているが,脆弱な稲作の農業構造の下で規制が緩和され市場メカニズムが導入されてきたため,稲作をめぐる問題は複雑化している。市場経済化は生産調整を困難にしたし末端の大型小売業の価格形成における力を増大化させた。さらに毎年一定量輸入されるミニマムアクセス米が加工用米として国内産米の需要を圧迫している。これらの下で生じている米価の下落は兼業的経営よりも生産の担い手として期待されている専業的経営にむしろ打撃を与えている。他方でWTO交渉が進められ関税の引き下げや国内農業政策の規律等が問題とされている。現在日本の稲作はこれら複雑に絡み合った問題を,目指すべき将来方向を明確にした上で着実に解決していくことが求められている。本稿は複雑化したコメ問題の背景を高度成長期の米価政策に焦点を当てて明らかにする。 |
URI: | http://hdl.handle.net/11149/1306 |
出現コレクション: | 2007年度・第55巻 第2号
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