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2007年度・第55巻 第2号 >
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http://hdl.handle.net/11149/1303
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タイトル: | 長期リターンリバーサルと保有期間リターンの計測問題 |
その他のタイトル: | Long-Term Return Reversal and Holding Period Return Measurement |
著者: | 徳永, 俊史 |
発行日: | 2008年1月20日 |
出版者: | 武蔵大学経済学会 |
抄録: | 本論文は,過去の株価情報に基づいて組成されたポートフォリオがその後のパフォーマンスに格差をもたらすことを日本の株式市場データを用いて分析したIihara, Kato, and Tokunaga(2004)の再検証が目的である。この論文では,過去長期間(約2 年以上)にわたりパフォーマンスの悪かった銘柄群が,同期間でパフォーマンスの良かった銘柄群と比べて,その後のパフォーマンスが逆転するというリターンリバーサル現象を報告している。本論文では,保有期間リターンの計測方法の違いによってリターンリバーサル現象の一部が消えてしまうことをみつけた。そして,Fama-French の3 ファクターモデルを使ってリスク調整すると,すべてのリターンリバーサル現象が消えることをみつけた。これにより,6 か月から3 年にかけての期間で計測された株価情報に基づくリスク調整後の相対的な株価予測可能性はすべて棄却される。この結果は,6 か月から1 年にかけてモメンタム現象によるリスク調整後の株価予測可能性を棄却できない米国の結果と異なる。 |
URI: | http://hdl.handle.net/11149/1303 |
出現コレクション: | 2007年度・第55巻 第2号
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