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2006年度・第54巻 第3号 >
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http://hdl.handle.net/11149/1287
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タイトル: | わが国における司法書士制度の史的展開 |
その他のタイトル: | On the Evolution of Shiho-Shoshi Lawyer in Japan |
著者: | 木下, 富夫 |
発行日: | 2007年1月30日 |
出版者: | 武蔵大学経済学会 |
抄録: | 司法書士制度は平成14 年の司法書士法改正によって歴史的転換をとげた。それは明治5 年の司法職務定制に始まる司法書士制度史の中で最大の変化といっても過言ではない。というのは,それまで司法書士の中心的職域は不動産登記,商業登記であったが,同改正により,あらたに簡易裁判所における訴訟代理や法律相談が認められるようになったからである。司法書士にとって,職域を法律事務に拡大して行くことは明治期以来の悲願であったが,これが平成14 年に至ってようやく実現したのである。 明治憲法下の絶対主義的政府も,戦後の55 年体制下の政府もともに司法書士や弁護士の規制に極めて熱心であった。端的にいえば,三権分立体制において司法はこれまで厳しく規制されて相対的に弱い立場に置かれていたといえる。明治期以来の司法書士制度史を辿ると,それは政府による厳しい規制の歴史であるといっても過言ではないであろう。 |
URI: | http://hdl.handle.net/11149/1287 |
出現コレクション: | 2006年度・第54巻 第3号
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