English
 


武蔵社会学論集 : ソシオロジスト 「The Sociologist : Journal of the Musashi Sociological Society」 >
2009年度・2010,No.12 >

このアイテムの引用には次の識別子を使用してください: http://hdl.handle.net/11149/270

タイトル: 学生アルバイトとジェンダー : 賃金格差,性別職務分離,セクシュアル・ハラスメント
その他のタイトル: Gender Structure and Students at Work: Pay Gap, Job Segregation and Sexual Harassment
著者: 中西, 祐子
NAKANISHI, Yuko
発行日: 2010年3月22日
出版者: 武蔵社会学会
抄録: 8割近くの大学生が学生アルバイトに従事している今日,そこで働く若者たちは,企業によって都合よく使える労働者ともなっている。こうした「使い捨てられる若者たち」の間では,社会人が職場で経験する労働とジェンダーの問題はどのようになっているのだろうか。本稿では,年度月に,東京都内にあるつの大学学生名を対象に行った質問紙調査のデータを分析し,賃金格差,性別職域分離,セクシュアル・ハラスメントといった「ジェンダー構造」が,学生アルバイトにおいても見られることを明らかにした。さらに,アルバイト先で女子学生たちは男子よりも性的からかいや,セクシュアル・ハラスメントを多く経験していること,中でもレストランのホールスタッフやファストフードなどのサービス業や営業の仕事に携わる者ほど,顧客からハラスメントを受けるケースが多いことを指摘した。最後に,サービスを提供する者が顧客から受ける,からかいやハラスメントの原因を考察し,サービス提供者が,常に顧客のニーズに笑顔で答えるための「役割演技」や「感情労働」を期待されているところに,その要因があるのではないかと指摘した。
URI: http://hdl.handle.net/11149/270
出現コレクション:2009年度・2010,No.12

このアイテムのファイル:

このアイテムに関連するファイルはありません。

このリポジトリに保管されているアイテムは、他に指定されている場合を除き、著作権により保護されています。

 

Valid XHTML 1.0!