武蔵社会学論集 : ソシオロジスト 「The Sociologist : Journal of the Musashi Sociological Society」 >
2023年度・2024,No.26 >
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http://hdl.handle.net/11149/2599
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タイトル: | The Renaissance of Māori Art and The Implication for Museums : Tainui-Waikato Perspective |
その他のタイトル: | マオリアートと博物館の関わり : タイヌイ―ワイカトの事例から |
著者: | NAITO, Akiko 内藤, 暁子 |
発行日: | 2024年3月22日 |
出版者: | 武蔵社会学会 |
抄録: | 1987年,ニュージーランドは「テ・マオリ」という展覧会の話題で持ちきりであった。「テ・マオリ」は,アオテアロア/ニュージーランドの先住民マオリと博物館の関係の歴史のなかで,画期的な展覧会とされており,先に開催されたアメリカからニュージーランドに戻り,凱旋展示を行ったのである。筆者は調査地のタイヌイ・マオリ集団とともにバスを連ね,会場となったオークランド・シティ・アート・ギャラリーへ向かった。そこで夜明けに行われた開会式の詠唱と儀礼に参加したこと,マオリアートのカイチャキ(守り人)である各マオリ集団のリアルな説明を受けながら見て回ったことは,「博物館の展示を見る」という行為とはまったく次元の異なる体験であった。本論では展示する側,展示される側,見る側の相互交渉が深く印象づけられた「テ・マオリ」展をふまえ,「文化の表象」や「先住民と博物館活動」の関係性を自己決定権の観点から考察する。とりわけ,マオリ・ルネサンスやマオリアートと博物館活動の関わりについて,脱植民地化の視点から,ワイカト-タイヌイの事例を中心として概観する。 |
URI: | http://hdl.handle.net/11149/2599 |
出現コレクション: | 2023年度・2024,No.26
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