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武蔵社会学論集 : ソシオロジスト 「Jornal of the Musashi Sociological Society」 >
2004年度・2005,No.7 >

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Title: 在沖県域紙が提示する「沖縄」像 : 「米兵による少女暴行事件」との関連で
Other Titles: Okinawa Images represented by The Ryukyu Shimpo & Okinawa Times : A case study of the "GI assault on girl" incident of Sep. 4th, 1995
Authors: 桑江, 友博
KUWAE, Tomohiro
Issue Date: 10-Mar-2005
Publisher: 武蔵社会学会
Abstract: 本論の目的は,沖縄県の県域紙である『琉球新報』と『沖縄タイムス』が「沖縄」をどのように描いているのか,ある事件を事例に明らかにしようとするものである。既存の研究においては「沖縄」に付与されたイメージは,日本本土と沖縄の非対称な権力関係からさまざまな問題を浮かび上がらせてきた。しかし,沖縄県内の主要なメディアが「沖縄」をどのように表現するかについて十分な検討はなされていない。 そこで本論では1995年9月の「米兵による少女暴行事件」を契機に顕在化した日本政府と沖縄県の対立の時期に着目し,両県域紙の言説を分析した。結果,両紙は,人権侵害や性犯罪という事件が惹起した当事者性の側面を曖昧にしたままで「基地被害」という側面を前面に出して報じたこと,また事件を「在日米軍地位協定」や「日米安保条約」を議論するきっかけとして位置づけた。それらを踏まえた上で,「沖縄」を被害者としての側面を強調することにより,事件を第二次大戦以降の基地被害の一類型として扱ったことなどが明らかになった。 両県域紙がこのような言説を生産した背景に「沖縄の心」という反戦・米軍基地撤去を訴える言説があることを指摘した。この言説によって,事件によって創出された「少女」の苦痛を共有するための公共性は「反米軍基地」の言説に変化したことを明らかにした。
URI: http://hdl.handle.net/11149/238
Appears in Collections:2004年度・2005,No.7

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