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武蔵社会学論集 : ソシオロジスト 「The Sociologist : Journal of the Musashi Sociological Society」 >
2003年度・2004,No.6 >

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タイトル: 柳田国男 : その発想の根源を探る
その他のタイトル: A Study on K.YANAGITA's Root of the Way of Thinking
著者: 小野, 浩
ONO, Hiroshi
発行日: 2004年3月22日
出版者: 武蔵社会学会
抄録: (一)柳田は「幽冥談」(1905)前後から,農政問題の専門家としての活躍に始まる農村研究(公),日本民族に固有の不思議と柳田が考えた天狗の探究に始まる不思議探究(私),この公・私二つの系統の著作活動を平行してすすめてきた。(二)柳田は1911年3月から1916年末まで南方熊楠と書簡によるつき合いがあった。この間に柳田が創刊した『郷土研究』(1913年3月~1917年3月)の編集方針をめぐるやりとりは飯倉照平編『柳田国男・南方熊楠往復書簡集」(1994)で知ることができる。私はこれを検討して,柳田は南方の助言・批判を契機にして,不思議探究の方法を援用する,『時代卜農政』(1910)までとは別の農村とのかかわり方を「新しい学問」として起こそうとしていることを明らかにした。
URI: http://hdl.handle.net/11149/224
出現コレクション:2003年度・2004,No.6

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