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武蔵大学人文学会雑誌 「The Journal of Human and Cultural Sciences」 >
2014年度・第46巻 第1号 >

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タイトル: 地上観測されたホイスラーモードサイプル信号透過領域とプラズマポーズの関係
その他のタイトル: The Relation between the Exit Areas of Whistler-mode Siple Signals and the Plasmapause
著者: 池田, 愼
IKEDA, Makoto
発行日: 2014年10月10日
出版者: 武蔵大学人文学会
抄録: 終了したサイプル実験ではあるが、1975年と1979年に行われたサイプル人工電波の観測結果の特徴を改めて検討し、報告する。1975 年に南極サイプル基地から人工VLF 信号を送信する壮大な実験が開始され、電離圏を通過、赤道面付近で増幅、ダクト伝搬してきたその人工VLF 信号が、反対半球のカナダで受信された1)。コーラスと呼ばれる自然電波も含めたそれらの電波は、ホイスラーモード波として、プラズマ圏内・外でプラズマポーズ近くを地上まで伝搬する事が到来方向観測と多点観測から予想されていた。この論文で、これらの予想が確認された。プラズマポーズの位置は、D. L. CARPENTER and C. G. PARK( 1973)2)の方法によって推定される。又、プラズマ圏内での高速電子の流れの存在も確認された3)。この論文で、サイプル信号の透過領域とプラズマポーズの位置の関係を再検討し、L≈4.8 にあるHAARP送信実験など、今後の電波送信実験の一助となることを望む。
URI: http://hdl.handle.net/11149/1699
出現コレクション:2014年度・第46巻 第1号

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