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武蔵大学論集 「The Journal of Musashi University」 >
2009年度・第57巻 第3・4号 >

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タイトル: クリーピング・ソーシャリズムについて : 榎本正敏編著『21世紀 社会主義化の時代』を読む
その他のタイトル: On Creeping Socialism : Answer and Critique to Masatoshi Enomoto ed. “21st Century, Changing Age for Socialism”
著者: 柴垣, 和夫
発行日: 2010年3月10日
出版者: 武蔵大学経済学会
抄録: 私はかつて,宇野理論に依拠して,社会主義の真の課題は,資本主義の基本的矛盾の基礎にある「労働力の商品化」の止揚にあるとし,旧ソ連型社会主義はそのことの無自覚の故に失敗したが,他方先進資本主義諸国で,労働基本権と生存権の公認によりその部分的実現が見られること,また日本的経営の内に疎外された労働からの擬似的脱却が進行していることを指摘し,それをクリーピング・ソーシャリズムと名付けた。榎本正敏編『21 世紀 社会主義化の時代』は,この拙論を社会主義の生産関係論を無視したものと批判し,IT 革命による「ネットワーク型『協働』システム」にその自動的形成を見るべきだと説いたが,本稿は拙論批判に対する回答とともに,この社会主義の自然成長論を批判しつつ拙論をさらに補充した。
URI: http://hdl.handle.net/11149/1359
出現コレクション:2009年度・第57巻 第3・4号

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