English
 


武蔵大学論集 「The Journal of Musashi University」 >
2007年度・第55巻 第2号 >

このアイテムの引用には次の識別子を使用してください: http://hdl.handle.net/11149/1305

タイトル: 流動性効果が国際証券ポートフォリオのパフォーマンスに与える影響
その他のタイトル: Liquidity Effects in the Stock Market and in the Foreign Exchange Market
著者: 大野, 早苗
発行日: 2008年1月20日
出版者: 武蔵大学経済学会
抄録: 先物プレミアム・パズルが流動性効果によって説明できるならば,流動性を予測情報とすることで先物投機から超過リターンを得る機会が存在することになる。さらに,流動性が株価や為替レートの共通ファクターとして重要であれば,流動性の動向に基づいて為替ヘッジ比率を調整することで国際株式ポートフォリオのリスク・リターン特性を改善できる。ただし,株価や為替レートの共通ファクターとしてはマネタリー要因だけではなくリアル要因もある。マネタリー要因の影響が優越するのであれば,株式の国別配分と通貨の国別配分を独立に決定するよう為替ヘッジを実施することが求められるが,リアル要因の影響が優勢である場合には,アンヘッジ戦略を採用してもリターン最大化・リスク最小化行動と矛盾しない。本稿は日米の株式とドルの超過リターンに対する日米のマネタリー要因やリアル要因の影響を検証した上で,為替ヘッジに関してどのようなインプリケーションが導かれるかを考察した。
URI: http://hdl.handle.net/11149/1305
出現コレクション:2007年度・第55巻 第2号

このアイテムのファイル:

このアイテムに関連するファイルはありません。

このリポジトリに保管されているアイテムは、他に指定されている場合を除き、著作権により保護されています。

 

Valid XHTML 1.0!