English
 


武蔵大学論集 「The Journal of Musashi University」 >
2007年度・第55巻 第1号 >

このアイテムの引用には次の識別子を使用してください: http://hdl.handle.net/11149/1298

タイトル: 指数算式間の乖離評価に関する覚書
その他のタイトル: Tornqvist-Vartia Formula on the Logarithmic Difference between Power Mean Price Indexes
著者: 伊藤, 成康
発行日: 2007年7月20日
出版者: 武蔵大学経済学会
抄録: 異なる指数算式間の偏差を評価するうえで有用なツールの一つにTornqvist-Vartia の公式(TV 公式)がある。本稿では,合成関数のTaylor 展開に対応するFaa di Bruno の公式を適用し,TV 公式の導出過程を再検討した。その結果,冪指数パラメーターの4 次以上の展開項には,TV 公式では捨象された高次の積率(品目間分散の冪など)を含む表現が残余の係数として掛かることが確認された。しかし,たとえば,物価指数であれば,相対価格構造が激変するような例外的事例を除き,高次の積率項は無視できるオーダーに落ち着く場合が大半であり,TV 公式の有用性は依然として支持できるものと考えられる。
URI: http://hdl.handle.net/11149/1298
出現コレクション:2007年度・第55巻 第1号

このアイテムのファイル:

このアイテムに関連するファイルはありません。

このリポジトリに保管されているアイテムは、他に指定されている場合を除き、著作権により保護されています。

 

Valid XHTML 1.0!