English
 


武蔵大学論集 「The Journal of Musashi University」 >
2006年度・第54巻 第2号 >

このアイテムの引用には次の識別子を使用してください: http://hdl.handle.net/11149/1280

タイトル: わが国証券市場における純資産直入項目の情報価値
その他のタイトル: Information Value of Dirty Surplus Item in Japanese Stock Market
著者: 井手, 健二
キーワード: 純利益
その他の包括利益
包括利益
株式収益率
関連性
Vuong検定
発行日: 2006年11月30日
出版者: 武蔵大学経済学会
抄録: 本稿は,わが国の企業が開示している純資産直入項目の内,「その他有価証券評価差額金」と「為替換算調整勘定」に情報価値があるのか否かを明らかにするために,それら2 項目の一期間変動額と株式収益率との関連性を統計的な手法を用いて明らかにすることを目的としている。 2003 年3 月期と2004 年3 月期のわが国の東証一部上場企業を対象とした調査結果からは,株式収益率と純利益との間に正の相関を確認することができた。しかし,株式収益率とその他の包括利益項目との間に正の相関を確認することはできなかった。また本稿では,投資有価証券売却損益非計上企業を対象とした調査をおこなった結果,純利益に為替換算調整定の一期間変動額を加えたモデルの優位を確認することができた。しかし,このモデルを使った調査においては為替換算調整勘定の一期間変動額と株式収益率の関係が負の相関という結果になっている。
URI: http://hdl.handle.net/11149/1280
出現コレクション:2006年度・第54巻 第2号

このアイテムのファイル:

このアイテムに関連するファイルはありません。

このリポジトリに保管されているアイテムは、他に指定されている場合を除き、著作権により保護されています。

 

Valid XHTML 1.0!